·
先月は、人員削減があったばかりの某社でのマネージャー向け研修を実施させていただく機会があった。
2020年から関わらせていただいていて、参加者は何度かお会いしている方々。
USの企業での人員削減にともなう金銭解雇は(恐ろしいことに)いつもの話なのだけれど、
残った方々へのケアは行われていない。
今回のAPJC企画のプログラムは参加者の方々にとても不評で、
「プログラムの作成者は私たちをバカだと思っているのか」という発言も。
ファシリテーターとして、そういった場に立ち続けることは慣れて(!)いるのだけれど、
しまったなー、と今後悔している。
時間を言い訳にして、その発言の裏というか底にあるものを見てみないフリをしてしまった。
この仕事を続ける私はどう見えていますか、という投げかけに他ならなかった。
今この瞬間に気になるものに少し寄り道してみることを勧められた筈。
そうすることによって得られる見地で、
将来何者かになっている自分と現在の自分の差という不確かなもの
に思い煩うことから脱することにつながる可能性がある。
クランボルツの偶発性理論を紹介できた筈。